about You 「あなたについて」一緒に考えます

成長と挑戦を可視化して、自己実現を市場化するメディアづくりに挑みます

価値のピラミッド図(タンスの奥の引き出しから)

『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』
(2017年3月号)で掲載された

顧客がほしいと思う30の「価値要素」

という一記事に


掲載されていた図です。

f:id:yogi-spice:20200527083734p:plain

価値のピラミッド図

自己実現系のピラミッド図が乗っていたので、
「おぉ新しい」と思って、即買いしたのですが、
今までとんと使う機会がありませんでした。

論文では、こう切り出されています
「製品やサービスは、本源的な価値要素を備えている。」
(以下、長文にて大胆に省略)

世のサービスは「機能」を満たすもので溢れていますが
ここでは、自らが何かを興す場合に見つめる
補助ツールとして使う感じでしょうか。

あまり流行っていないのは、
「抽象的」だという評価もあるので、
使いにくいからと見られているようです。

道具に本来罪はないという見方をすれば
「評価」「判断」「分類」「分析」に留まっていて

「発見」「説得」「デザイン」「創造」「展開」
という使い方まで研究がされなかったからかもしれません。

Lessons 原稿書き終わりました。

こんにちは、about You 主宰者 ヨギヨウスケです。

 

2019年にHPを開設して、何とか「開店」をした

足掛け8年の構想について

「あなたについて」と名付けた

プラットフォームの「設計図」がまとまりました。

 

A5で書籍形態にしているのですが、

317頁もあるので、今後の取扱いに困るかもしれません。

 

※実際、私自身電子書籍にアップロードしても、

 ページの切り替えが上手くいかないので往生しています。

※削る場合、巻末資料をごっそり削れば270頁ほどになるので、

 紙にする場合はどちらかを選択するだけです。

 

書籍タイトル

Lessons
 about Youが届ける
 あなたの次の一手を編み出す
 学びと出会いの体系

 

目 次

 1.about You誕生のとき
 2.個人とビジネスと  社会を取り巻く情勢
 3.自己実現 ピラミッドからプロセスへ
 4.未来構想書 ~自己実現を可視化する書式
 5.効能と限界
 6.創造 あなたが社会に届くプロセス
 7.Lessons
 8.手づくりからプラットフォームへ

 

この書籍の目的は、私にとっては

「味方と理解者」に出会うことです。

 

このプラットフォームを目指す構想については

私は「友だち」はほとんど

関わる余地はないと思っています。

友だちは過去の関わりであり、

味方と理解者は未来に向かう同志だからです。

 

私自身が、B型性格というのもあり、

群れることに相性が無く

しばしば孤独を味わうことがあります。

しかし、このabout Youの取組みにおいては

単騎から実現化に至るまで

その道のりの途中ということから

あなたとのこれからの関り

お伝えできる内容となっています

 

あなたが孤独なのは、

おそらく「友だち」に拘っているからです。

私は、あなたが目指すとも

呼んでいいものについては

「味方と理解者」を探す営みに切り替えたほうが

今は孤独であっても、

実現化した時の意味を

より分かち合えるのではないかと思います。

 

原稿については

「書籍」になれば一番良いのですが

しばらくは、ホームページから

章ごとにダウンロードできるよう

ホームページを編集して、

都度お知らせできたらと思います。

 

「読んでみたい」という方が居ましたら

yogi@globalnetwork.holdings

までお寄せください。

全文をpdfでお渡しします。

「あなたが社会に届く」プロセスの創造

3月下旬から部品として認めた原稿を

区切りごとに投下してきましたが、

現状をどう翻訳するかを試みたものでした。

個人作業で、順番を並び替えたり、

過去の原稿を編集するなどして

ボリュームの確認をしたところです。

ここまでは「整理」にしか過ぎずでしたが、

やっと「創造」のパートに辿りつきました。

 

整理は体裁を整えるだけで良いですが、

創造はそれまで掴んだ学びや気づきを

編集するところに難しさがあります。

 

もっと編集が上手い人は居るかもしれませんが、

オリジナリティが保たれるかは別の話です。

 

最近はウイルスに関する話題に占められています。

細やかなオリジナリティがあるものにも癒されますが、

次の社会がウイルスに限定したものではなく、

もともとある、または持っている価値が

見直されることにつながればと感じます。

 

ここから創造の話を書き込みました。

部品としての投下なので、

一部に引っかかりがあったとしても

そのまま読み進めてみてください。

 

評価し合う社会の次の社会とは

ここまで、私たちを取り巻く情勢と、

私たちに永くインストールされているやり方と、

私たちが抱えているジレンマについて

非常に長いガイドをしてきました。

 

 取巻く情勢とは、

  モデル無き社会と壊滅的な生産性であり、

 インストールされたやり方とは、

  過去を評価し合うやり方であり、

 抱えているジレンマとは、

  効能と限界のことでした。

 

この3つに同時に手を掛けるやり方を

思いつき、提起し、展開しようと思う人は居ません。

何故なら、人生が違うからです。

私自身も、たとえば地元の地方公務員として

同じところに永く所属し勤務していたとしたら、

そもそも思いつくキッカケもなかったでしょう。

 

2020年の今、組織の外側に居るからこそ、

このようにまとめることに挑むことが出来ました。

 

ここから、

「現状を打破する」アイデア

に話が及びます。

 

about Youは、一人ひとりが抱く

自己実現の気持ちと価値を解放することに挑む

変化を担うメディアです。

自己実現の気持ちとは、

挑戦と成長が始まりであることから、

一人ひとりが創造する挑戦と成長を

大切に取り扱うことが欠かせません。

 

そして、自分の内面だけに留めていた

自己実現の気持ちを、

他者やビジネスや社会に、

自らの生き方である使いみちとして

届けることを試みます。

 

それは、過去をお互いに評価し合うやり方を

塗り替えるやり方として

展開しようと挑んでいます。名付けて、

 

「個性を届け合うやり方」です。

 

過去を評価し合うやり方が

インストールされている社会を

「評価し合う社会」と仮に名付けた時、

個性を届け合うやり方が

インストールされている社会を

 

「個性を届け合う社会」

と名付けます。

 

 

個性を届け合う社会とは

私は政治家ではありませんし、

最初から「個性を届け合う社会を創ろう」

と呼びかけていたわけではありません。

 

ただ、自らが抱えている「アンマッチ」

を克服するにはどうしたらよいか

を見つめただけでした。

 

「アンマッチ」とは、

過去と現在と未来が

一致しないことです。

 

自らの力不足だけが原因だとしたら、

自らの資質に肉付けをすることに

集中すれば良いかもしれませんが、

過去の延長線上でしか

評価されない数々の仕組みに、

未来に向かってのあなたの挑戦と成長を

乗せることは非常に困難です。

単にシステムがないに留まらず、

その挑戦を受け止め、

成長を促すヒトが居ないからです。

 

先に載せた「教育と社会」において、

あなたの抱く価値と人生の目標を

共に解き明かす「教師」はいないことを

書き込みましたが、

教育と社会はつながっている、

または社会の中に教育の業界があることから、

教師がいないのと同様に

私たちがそのように育てられていないことから

 

あなたの抱く価値と

人生の目標を共に解き明かす

「ヒト」も居ません。

 

「個性を届け合う社会」については、

私自身がもともとの理想像を

抱いているものではなく、

 

ないものをあるように

創造することに挑む社会

 

として編み出すものです。

 

たくさんの項目をリスト化できればよいですが、

評価し合う社会にないことから

創造することに挑むのは下の2つです。

 

プロセス と ヒト

 

私が評論家に留まることにしていたら、

もっと要素をリスト化したかもしれませんが、

このテキストは評論ではなく、

私が編み出そうとしているものをまとめています。

 

そのプロセスとは

 「あなたを社会に届ける」プロセスであり、

ヒトとは

 「次の一手を編み出せる」ヒトです。

 

「個性を届け合う社会」とは、

 ・「あなたを社会に届ける」

  プロセスがあり、

 ・「次の一手を編み出せる」

  ヒトを輩出する社会

のことです。

 

評価し合う社会に欠けているもの

「評価し合う社会」では、

一人ひとりの手と力が

創造の行為の矛先とソサイエティに届きません。

その理由は、様々な仕組みが抱えている

効能と限界というジレンマが複雑に絡む

「変わらない」という仕組み

私たちが置かれているからです。

 

「個性を届け合う社会」には、

評価し合う社会に「ないもの」

配置する必要があると考えます。それは、

 

一人ひとりをソサイエティ

に届けるプロセスです。

 

既に、様々なSNSがプロセスを

実現しているではないかと

感じている方も居ると思います。

しかし、そのSNSは、

あなたの自己実現

関心があるわけではないので、

連絡の道具の一つであり、

情報を垂れ流すに留まっています。

 

たとえば、Facebookでは、

タイムラインに友だちの投稿が表示されます。

中には非常に有用な情報が

含まれているかもしれませんが、

その投稿に友だちが抱く

自己実現の気持ちが表れているかというと

特にそこまで表れているわけではありません。

そして、友だちの数により

手元に届く情報自体の数が違い、

今は友だちでも後で友だちでなくなることも

あることから柔軟であることも確かですが、

不安定であることも事実です。

 

投稿自体も、それぞれの載せたい一言や

一日の報告やある出来事についての

感想が多いので、友だちの「関心」は分かります。

友だちの関心とあなたが抱く関心が

同じであれば良いですが、

所属や人生が違うことから

あなたの関心と同じであるとは限りません。

 

SNSには、一人ひとりを

ソサイエティに届けるプロセスはなく、

「個性を届け合うやり方」の造り手

または担い手ではありません。

 

それどころか、私たちを取り巻く

情勢の一つであるモデルなき社会にある

不安と不満のひとつ「あふれる情報」を

垂れ流すことに加担している

協力者の一人となっています。

道具を使う人が間違っていることから、

道具に本来罪はありませんが、

 

SNSが100年あっても

「評価し合う」社会が

変わることはありません。

 

 

次の社会におけるabout Youの役割

about Youは、あなたを社会に届けるプロセス

として設計を試みるメディアであり、

構想をはじめた2017年から2020年の今に至るまで、

手作りで行う場づくりと働きかけに留まっていますが、

SNSとは趣が異なるシステムを

設計し建築することを目指しています。

 

次の一手を編み出せる」ヒトを輩出するには、

単なる教科に留まるものではなく、

「あなたは何によって憶えられたいか」

という生き甲斐に辿り着くような

個人とビジネスとソサイエティを

結びつける出会いと学びの体系を

通過することを提起します。

その体系を、about Youでは

「Lessons」と名付けています。

 

about Youが「個性を届け合う社会」と

名付けた次の社会において、

これから担おうとする役割を

個人とビジネスとソサイエティに

切り分けて3つ掲げます。

 

まず、一人ひとりについては

 一人ひとりが抱く価値

 を解放する役割を担い、

ビジネスについては、

 従事者の個性の活性化と

 未来の顧客の獲得に

 貢献する役割を担い、

ソサイエティについては

 領域を横たわる

 変革すべきテーマに

 共に挑む役割を担います。

 

3つの役割をどのように担うのかについては、

about Youの各メニューを通して

実験的に進めようとしていることから、

後述となります。(項目了)

教育と社会(部品完成)

私は受験時、偏差値は日本史72、国語75、英語は苦手で60台でした。

生徒としては、少し優秀だったかもしれません。

しかし、よく分からないまま卒業し、

社会の片隅にいることになっています。

もう、教育が自分にしてくれることはなく、

自分で見つけに行くしかないのですが、

良い方には滅多に出会えません。

彼らも営利ベースだからです。

教育は役務(サービス)です、

役務というのは受けてみないと分からないので、

時間を浪費するばかりです。

無駄だったと振り返るのは寂しいですが、

文句を言ってやりたいヤツはたくさんいます。 

ここから、かなりのボリュームに執筆した教育について

お暇な方はお茶でもしながらご覧ください。 

 

教育と社会

私自身は、教育課程における教師ではないことから、

現場における子供の学力や

心理面のケアに携わったことはありません。

同様の方が、大半を占める中で、

教育論をぶつけることにためらいを覚えますが、

ここでは、理想とするものを掲げるアプローチではなく、

少し引用を挟みながら、今の社会における

既に長期間にわたってシステム化されている

教育の弱点を見つめたいと思います。

 

そのうえで、私が展開しようと企画する

「個人とビジネスと社会を結ぶ出会いと学びの体系」の

コンセプトに紐づけてまいります。

 

予め申し上げますが、教育自体は切り取り方が

様々であることは承知しています。

現場で奮闘されている方々の苦労と歯がゆさに、

私の私見を挟む余地がないことも理解はしています。

 

ただ、私が案じているのは、その苦労と奮闘が

社会の中で急速に役割を失うまでに行かなくても、

機能を果たさなくなる可能性があることです。

現場の方々の苦労と奮闘に意味を見出すために、

ここでいくつかの視点を展開する

という趣旨であることをお伝えします。

 

ここで取り上げるのは3つです。

1.「モデルなき社会」における教育の方向性

2.「日本3.0」における時代に合った人づくり

3.公教育が持つ弱点を克服するリスト

ひとつ目は、先の「個人とビジネスと社会を取り巻く情勢」でガイドした

経済産業省上梓の「不安な個人 立ちすくむ国家」において、

貧困と格差の固定等によって、個人の選択が歪められている

「モデルなき社会」と呼ばれる社会の液状化

起こっていることが共有されたことに触れました。

 

共有されたレポートの中に、私たちが取りたい方向性として

掲げられているポイントとして

 

子供や教育の行ける投資を
財政における最優先課題に

 

が掲げられています。スライドの転載とともに、

中身を確認出来ればと思います。(ここではスライドは省略)

 

ふたつ目については、ソーシャル経済メディア「News Picks」

編集長(当時、2020年4月編集長退任)佐々木紀彦氏が

2017年にまとめた「日本3.0 2020年の人生戦略」(発行:幻冬舎)の

一項にある教育の方向性を掲載して、

若干補足をしつつ、時代に合った人づくりの確認をします。

 

みっつ目については、「思考は現実化する」で

著名な成功哲学者の第一人者

ナポレオン・ヒル博士が1938年に作成し、

1970年に亡くなった後も含め72年もの間、

書籍化されてこなかったと言われる原稿を訳した

「悪魔を出し抜け!」(2013年発行:きこ書房)にある

「公教育が持つ弱点を克服するリスト」を抜粋紹介します。

 

複数の視点を一つに乗せる理由は、

犠牲者が誕生し、量産されている原因は

「今の教育」であるが、

犠牲者の価値を解放することが出来るのは

「未来の教育」だと見出しているからです。

 

まず、最初から取り上げている経済産業省上梓の

「不安な個人 立ちすくむ国家」から

確認していきます。

 

1.「モデルなき社会」における教育の方向性

「不安な個人 立ちすくむ国家」では、

一通り課題点が述べられた後、

私たちはどうすれば良いかと舵が切られます。

 

①一律に年齢で「高齢者=弱者」とみなす社会保障をやめ、

 働ける限り貢献する社会へ   

②子どもや教育への投資を財政における最優先課題に

③「公」の課題を全て官が担うのではなく、

 意欲と能力ある個人が担い手に(公共事業・サイバー空間対策など) 

 

この3つの提案を実行することで、

個人の帰属・つながりを回復し、

「不確実でも明るい未来」を実現したい

と書き込まれています。

 

スライドでは、子供へのケアや教育を

社会に対する成長投資として捉え、

下に掲げたような制度の提案を

実現する段階としています。

 ・教育バウチャー

 ・こども保険

 ・海外留学奨学金

 ・就学前義務教育化

子どもへのケア、教育投資の充実によって、

子どもたちが自分で人生を選択しデザイン出来るだろう。

不確実な状況においても、子どもたちが抱く不安が克服でき、

明るい未来につながっていくことを期待しています。

 

他の提案についても、

表立って異論は目だってはいませんが、

 

 (教育)投資 = 一人ひとりの人生のデザイン ?

 

かというと、教育そのものの理念は

明確に掲げられていないことから、

教育への提言としては弱いと見受けられます。

 

ここで問題提起されている一人ひとりを

取り巻く不安や不満として挙げられている

 「早すぎる変化」

 「あふれる情報」

 「変わらない仕組み」

 「見えない将来」

に対して、直接手を掛けない限り、

投資先が違うのではないかと見立てています。

 

先に掲げられているいくつかの制度の実現を図ることが、

不安と不満に対するケアであることを説明はしていません。

加えて「教育が社会にどう貢献するか」という視点もないため、

創りたい教育像は、残念ながら経産省の提言にはありません。

 

一方、次に書き込む「日本3.0」における

時代に合った人づくりでは、

時代の変遷について触れていることから、

未来の教育の方向性が、より明確になっています。

 

2.「日本3.0」における時代に合った人づくり

2017年1月に、ニュースピックスから発刊された

「日本3.0」(発行:きこ書房)では、

 

2020年前後から、

日本近代の新しいフェーズとして

「日本3.0」が始まる

と書かれています。

 

明治維新、敗戦に続く「第3の革命」が到来し、

下剋上と人材の大移動が起こるという未来予測が、

2020年初頭からの感染症の大流行によって、

決して望ましいと言えないスタートを

切ったともいえるかもしれません。

 

著作にある予測を一つ一つ検証することも良いのですが、

ここでは「教育」に絞ってポイントを列挙することにします。

 

といっても、著作中の「日本3.0と教育」という項目は、

60ページものボリュームがあるので、

そのまま転記をするわけにも行きません。

 

ここでは、項目冒頭にまとめられている課題提起と、

論旨を要約した10のポイントを欄内に引用掲載します。

 

<課題提起>

日本の教育は「日本2.0」時代から脱皮できていない。

諸島・中等教育は復活しているが、

大学は世界から完全に置いて行かれている。

大学教育、とくに教養教育の復活なくして、

「日本3.0」時代に合った人づくりはできない。

今の日本に必要なのは、ハーバード、スタンフォードなど

世界最先端の教育と日本古来の教育の融合だ。

<「日本3.0」と教育 本章の10のポイント>

・日本の高校までの教育はトップレベル。
 2020年の改革でさらに進化する。

・日本の教育のガンは大学である。
 東大もついにアジアトップの座を失った。

・「日本3.0」時代の大学教育のカギは、
 教養教育。日米エリートの差も教養にある。

・まず学ぶべきモデルは、ハーバード、
 スタンフォード等の一流大学の教育。

・教養を高めるには、「知の千本ノック」が不可欠。
 徹底的に読み、書き、話す。

・ハーバードの最新の教養教育。
 3本柱は「外国語」「説明文」「8つの一般教養」

スタンフォードが目指すのは「T字型人間」。
 哲学、文学、生物学、ITまでを網羅。

・明示の志士は、西洋と東洋の智恵を兼ね備えた
 ワールドクラスの教養人だった。

西郷隆盛大久保利通東郷平八郎を生んだ、
 薩摩の郷中教育にヒントがある。

・「日本3.0」の教育が目指すべきは、
 世界最先端の教育と日本古来の教育の融合。
 (引用はここまで)


私は、ここに書き込まれている詳細な理論武装

そのまま受け売りをしてお届けすることを

意図しているわけではありません。

 

最初に取り上げた「不安な個人 立ちすくむ国家」の課題提起と、

「日本3.0」のそれとは全く異なるものです。

前者は、近年の各種統計に現れた社会構造のひずみに対する

危機感を共有したに過ぎず、

後者は、近代150年が到来するなかで、

複合的に引き起こされる社会変動に対して、

社会のシステムが根底から変わり、

人員配置がすっかり変わることを示すものです。

 

2017年春に著作を購入しましたが、

2020年4月に改めて見直してみると、

未曾有の感染症まん延による社会変動の渦中にある時期に

示唆に富む内容が書かれているとは思います。

 

教育についても、大学教育が世界の比較の中で、

教養人の排出に成功していないことについて、

世界のロールモデルを取り入れるとともに、

日本独自の体系も融合するといった方向性を挙げています。

 

私との相違点を挙げるとすれば、

ここで私が展開することに挑む

「一人ひとりが抱く価値の解放」アプローチとは異なり、

今後の社会変動の中で今までチャレンジしなかった人に

奮起を促すアプローチをとっているところです。

チャレンジを直接支援しようという視点はありません。

 

ニュースピックス自体は、経済メディアとして

コンテンツの充実を手段とし、

同時に目的として掲げていることから

瞬間的に啓蒙は出来ますが、

「日本3.0」を当事者として

設計し建築することはありません。

予測し、提唱する役割を担うニュースメディアと、

プロセスを創造し、犠牲者がそのプロセスを経由すると

犠牲から解き放たれるといった変化を担うメディアとは

役割が違うことを確認します。

 

次に取り上げるのは、

最近書かれた「日本3.0」と異なり、

1938年という80年前程前に既に指摘された

「公教育の弱点」についてです。

 

3.公教育が持つ弱点を克服するリスト

「思考は現実化する」で著名なナポレオン・ヒル博士が、

1938年に作成した原稿をまとめた

「悪魔を出し抜け!」(2013年発行:きこ書房)では、

著者と「悪魔」との対話形式で哲学が展開されています。

 

ここに登場する「悪魔」は物質的な姿はなく、

否定的なエネルギーから成り立ち、

あらゆる精神的・物質的なエネルギーを

半分支配している者として登場します。

 

悪魔は、学校を恐怖・否定・怠惰による

支配の「協力者」と位置付けています。

 

それは、学校のカリキュラムそのものに、

明確な目標や計画がなく、

子供たちはただ単位を取るために学校に行かされ、

記憶の仕方を覚えさせられるだけで、

人生の目標を見つけることが出来ないからだという

「事実」を告白します。

 

悪魔は、著者との対話の中で、

子供たちが持つ意識を自由にする方法を要求され、

公教育における弱点を克服するリストを

著者に自白することになります。

 

かなり長いリストであることと、

著作中に登場するキーワードも含まれることから、

引用内の一部が理解できない箇所もあるかもしれませんが、

リストを引用します。

 

紹介の目的は、教育という仕組みが持つ

「効能と限界」を解き明かすためであり、

80年前に見つめられていた弱点が

未だ克服できていないということを、

あなたの目で確認して欲しいからです。

(注:かなり長いので、
リストは飛ばしてご覧頂いても構いません)

 

ナポレオン・ヒル著「悪魔を出し抜け!」

学校教育の弱点を克服するためのリスト

 ・今のやり方を逆にして
 子供たちに自らの学習を指導する権利を与え、
 教師が生徒に抽象的な知識を授けるだけの
 従来の方法はやめる。
 教師に生徒の役目を、
 生徒に教師の役目をもたせる。

・可能なかぎり何事も
 生徒の自発的な行為によって学んでいくという
 明確な体制を作る。
 授業の内容は、日常生活の問題とつながりのある
 具体的な作業を必要とするものとする。

・あらゆる成功はアイデアを掴むところから始まる。
 生徒には、自分の頭に浮かんだアイデア
 自分の人生で望むものを手に入れるのに
 実際に役立つものかどうか判断する方法を教える。

・生徒には時間の配分と使い方を教える。
 そして何よりも、時間が人間の持つ財産の中で
 最も重要で安価なものであることを教える。

・生徒には人間の持つ最も基本的な衝動を教える。
 人生の必需品もぜいたく品も、
 すべてその衝動を利用することで
 手に入れる方法を教える。

・生徒には、何をどう食べるべきなのかを教える。
 そして、正しい食生活と心身の健康の
 関連性についても教える。

・生徒には性衝動の本質とその働きを教える。
 そして何よりも性衝動は自分を成功という頂点に
 上がらせる原動力に転換出来ることを教える。

・生徒にはあらゆることについて明確であることを教える。
 その最初が、人生の明確な目標を持つことである。

・生徒には習慣の原則が持つ長所と短所を、
 その本質と可能性の両面から教える。
 説明の際には、子供も大人も経験する
 日常生活の具体的な場面を
 可能な限りたくさん例に挙げること。

・生徒には、習慣がヒプノティック・リズムを通して
 固定化される様子を見せ、
 低学年のうちでも、習慣が習慣を呼んで、
 その結果自分の頭で考えられない人間になることを教える。

・生徒には一時的な敗北と本物の成功の違いを教える。
 そして、あらゆる失敗に含まれる、
 それに見合うだけの成功の種を見つける方法を教える。

・生徒には、自分の考えは
 何でも恐れずに表現することを教える。
 また、他人の考えに対しては、
 拒絶することも自由であり、
 常に自分の判断で物事を決める権利が
 自分にはあることを教える。

・生徒には、決定はすばやく行うよう教える。
 そして、必要のある場合だけ、
 ゆっくりしぶしぶ変更し、
 明確な理由もなく変更することは
 決してしないことを教える。

・生徒には、人間の脳が
 大自然の偉大なる知恵の宝庫から
 エネルギーを受け取る受信機であることを教える。
 そのエネルギーは明確な思考にしか反応せず、
 脳の機能は思考にあるのではなく、
 思考を惹起する刺激を
 解析することにあることを教える。

・生徒には、精神の調和を保つことの重要性を教える。
 そして、精神の調和は自制心によってしか
 保てないことを教える。

・生徒には、自制心の本質と重要性を教える。

・生徒には「収穫逓増の法則
 (注:資本を投入すればするほど
 利益が雪だるま式に増える現象を指す経済用語)
 があることを教える。
 そして、この法則は実際に運用することが出来るし、
 そうすべきであることを教える。
 つまり、常に求められるよりも多く、
 またはより上質なサービスを提供することを
 習慣とすることを教える。

・生徒には、「ゴールデン・ルール」の本質を教える。
 そしてなによりも、この原則の働きにより、
 他人に対し、あるいは他人のために行ったことは、
 すべて自分に還ってくることを教える。

・生徒には、自分の持つ意見はすべて、
 明らかに理にかなっていると思われる事実
 あるいは思想により支えられて
 いなければならないことを教える。

・生徒には、たばこ、酒、麻薬、過度の性行為が
 意志の力を破壊し、「流される」という習慣を
 つくるものであることを教える。
 ただし、これらの行為を禁止してはいけない。
 その説明だけに留める。

・生徒には、親であろうと宗教指導者であろうと、
 他人が言っていることを
 単にその人がそう言っていたからという理由だけで
 信じてしまうことの危険性を教える。

・生徒には、事実は、自分にとって心地よいものと
 そうでないものも、言い訳や口実に頼ることなく、
 すべてをありのままに受け止めなければ
 ならないことを教える。

・生徒には、第六感を使うことを奨励する。
 そして、第六感を使って未知のソースから
 もたらされた様々なアイデア
 慎重に吟味するべきことも教える。

・生徒には、ラルフ・ウォーレン・エマーソンの説く
 「代償の法則」を全面的に取り入れるよう指導し、
 その法則の働きを日常生活のささいな場面を例にして示す。

・生徒には、この世で自分の占める空間は、
 自分が世の中に提供するサービスの
 質と量によって決まるということを教える。

・生徒には、すべての問題には適切な解決策があり、
 その解決法はたいていその問題を
 作り出した環境の中に見つかることを教える。

・生徒には、あらゆる限界は、
 自分が自分の意識の中で作ったか、
 あるいは他人が創るのを許したか、
 そのどちらかでしかないことを教える。

・生徒には、自分が思っていることや
 信じていることはすべて実現できる!
 ということを教える。

・生徒には、頭脳を発達させる基本的手段として
 校舎や教科書は必要かもしれないが、
 本当の意味での学校と呼べるのは、
 経験から学ぶという特権を行使することのできる
 人生という大学であることを教える。

・生徒には、常に自分自身に対して
 正直であることを教える。
 全ての人間を満足させることはできないため、
 自分自身を満足させられれば
 それでいいということを教える。

 

「悪魔」が提唱する
公教育の場で実現させるべきもの

・調和的な人間を作るために必要な
 人間心理に関するトレーニングを
 一つの科目にして構築し、
 子どもたちには、他人をなるべく衝突せずに
 人生を送る方法を教える。

・成功の法則を教えることで、
 経済的に独立して生きていけるようにする。

・今の教室は完全に廃止するべき。
 代わりに丸テーブルを置くか、
 会議の時のようにテーブルを四角に囲むと良い。

・生徒達には個別に対応し、
 グループ活動ではきちんと教えるコトの出来ない課題について、
 一人ひとり指導する。

・どの学校にも、補助教員として、ビジネスマンや専門職、
 科学者、芸術家、技師、新聞記者などからなる
 専門家グループを置くべき。
 そして、それぞれの専門を活かした
 実用的な知識を子供たちに授ける。
 この場合、講義の時間を無駄にしないよう、
 会議室タイプの授業が望ましい。
(リストはここまでです)

 

「不安な個人立ちすくむ国家」や「日本3.0」も、

未来の教育についての提案が書き込まれていました。

しかし、ここにある長いリストは、

学校教育そのものに目的が無いことを指摘しつつ、

社会にある法則や、事象に潜む本質を

見出し、育むことに着眼を置き、

教師にはカリキュラムの番人に留まらない

役割を果たすことを諭しています。

 

ここでは、ナポレオン・ヒルが提唱する成功哲学

学ぶことをお奨めすることが目的ではなく、

公教育に携わっている従事者が

そこに従事している限り逃れられないジレンマである

「効能と限界」を解き明かすことにあります。

 

効能とは、

 与える側が受け手側に提供する
 「作用」または「影響」のこと。

限界とは、

 効能を信じている限り、
 「永遠に着手・解決できない領域」のこと。

 

ここまで、長く引用を中心に見つめてきましたが、

教育の場合より強く、与える側にいる教師が

受け手である生徒や子どもに提供する

「作用」や「影響」があります。

 

「支配」に近い関係性があります。

 

当然、教育は人間らしい生活を送る上で、

欠かせない営みであり,家庭単独で行うことも難しく、

学校教育の場は人間形成・人間関係力形成に

大きく貢献していることは充分承知しています。

だからこそ、教育が持つ限界、

「永遠に着手・解決できない領域」を見つめることで、

「あなたを社会に届ける」プロセスに

何が必要なのかを見出そうとしています。

 

私は、モデル無き社会と壊滅的な生産性のもと、

自己実現の気持ちが「ごみ」として扱われ、

犠牲者が誕生し、量産されていることを

何とか出来ないかとabout Youを企画しています。

ここまでは、社会や従事している組織を

中心にお話したかもしれません。

 

公教育は、社会にデビューするまでの

長い準備期間に通過するものですが、

同じように子どもたちが持つ自己実現の気持ちが

ごみとして扱われ、犠牲者が誕生し、

量産されていることに変わりありません。

 

「カリキュラム」以外のことが出来ない。

 

これが、教育というシステムが持つ「限界」です。

 

当たり前のようなことを言っているかもしれませんが、

もっと悪いことに、その「カリキュラム」には

明確な目標や計画がなく、

子供たちはただ単位を取るために学校に行かされ、

記憶の仕方を覚えさせられるだけで、

人生の目標を見つけることが出来ないという事実があります。

 

教科を教えることのみに熱心な教師は、

その事実に加担する協力者であり、

知らず知らずにカリキュラムの目的化に

励んでいると言えます。

 

公教育におけるカリキュラムの目的化は、

「不安な個人立ちすくむ国家」や

「日本3.0」にあるような課題意識から発せられる提案を、

その提案がいかに有効であっても無視し、

その提案を無力化します。

 

既に、「モデルなき社会」の下で

「壊滅的なマネジメント」によって誕生し、

量産されている犠牲者は、

公教育が抱えるカリキュラムの目的化によって、

人生の目標を樹立出来ないという意味で

無力化されたことから、挑戦や成長の機会を掴めず、

長期にわたって失われた機会の挽回が出来なくなっています。

 

非常に一面的な書き方かもしれません。

私自身当時の受験の勝者の一人ではありましたが、

テストに回答する力をつけたのは主に、

過去問題を含め問題を解きまくり、

知識の不足を補充していったことにあります。

教師から教わった事実はありますが、

大半は自力で肉付けをした結果であり、

それは私だけではありません。この体感から、

 

あなたが抱く価値と人生の目標を

共に解き明かす「教師」はいない

 

と見立てています。

それは、「カリキュラム」が無いからです。

教育はカリキュラム以外のことが出来ない

限界を持つことから、

社会に出てから探すことになります。

人生は長いので、それで良いのかもしれませんが、

組織では一人ひとりの自己実現の気持ちは

ごみとして扱われるので、非常に厄介です。

 

この限界の打破には、

「変わらないという仕組み」の項で

ガイドした2つの方向性があります。

 

 ①効能の範囲を限界領域に届くように拡げる。

 ②今のままでは永遠に着手・解決できない領域を

  ケアできる仕組みを外側から編み出すこと。

 

ひとつ目の、効能の範囲を拡げることについては、

教育に携わる方が、時代に合った人づくりが

出来るようにカリキュラムを見直すことで、

十分ではないにせよ準備することは

可能ではないかと思われます。

 

ふたつ目の外側から編み出す仕組みについては、

教育だけを変えようとする時、

人生の目標をともに見つけるコトで

充分かもしれませんが、

社会に量産されている犠牲者をケアしようとすると、

教育のケアだけでは仕組みの範囲が狭いことになります。

 

教育も社会も手に掛ける体系

を編み出すことが求められます。

 

次の項目から、多くのシステムや教育にある

「限界」を克服するアイデアとして

about Youが設計と建築に挑む

「あなたを社会に届ける」プロセスの創造に移ります。(項目了)

教育と社会について(導入部分)

今日は、今まで書き溜めていた電子書籍形式で発行する前に、

原稿をサイズとレイアウトを整えていました。

整えたと言っても、まだ未完ですが、

今まで書き溜めたモノのボリュームを確認しました。

A5(148×210mm)140p分になっています。

前半・中編・最後尾のうち前半パートが140pとなっていることに

まだ書き終わらないのか・・・と自分でも悶絶します。

中編を短くしようと、ショートカットを考えています(苦笑)

ここでは、今まで載せた部品で短く、項目の導入部分ですが

ブログに乗せることにしました。あくまでも項目導入の原稿なので

物足りなさがありますが、書き足していったら載せてまいります。

 

教育と社会

私自身は、教育課程における教師ではないことから、

現場における子供の学力や心理面のケアに携わったことはありません。

同様の方が大半を占める中で、

一見教育論をぶつけることにためらいを覚えますが、

ここでは、理想とするものを掲げるアプローチではなく、

少し引用を挟みながら、今の社会における既に長期間にわたって

システム化されている「教育の弱点」を見つめたいと思います。

 

そのうえで、私が主宰する「あなたを社会に届けるメディア」

about Youで展開しようと企画する

「個人とビジネスと社会を結ぶ出会いと学びの体系」の

コンセプトに紐づけてまいります。

 

予め申し上げます。

教育自体は切り取り方が様々であることは承知しています。

現場で奮闘されている方々の苦労と歯がゆさに、

私の私見を挟む余地がないことも理解はしています。

 

ただ、私が案じているのは、

その苦労と奮闘が社会の中で

急速に役割を失うまでに行かなくても、

機能を果たさなくなる可能性があることです。

現場の方々の苦労と奮闘に意味を見出すために、

ここでいくつかの視点を展開する

という趣旨であることをお伝えします。

 

ここで取り上げるのは3つです。

 

   1.「モデルなき社会」における

   教育の方向性

 2.「日本3.0」における

   時代に合った人づくり

 3.公教育が持つ弱点を克服するリスト

 

ひとつ目は、2017年5月経済産業省上梓の

「不安な個人 立ちすくむ国家」において、

「モデルなき社会」と呼ばれる貧困と格差の固定等によって

個人の選択が歪められている社会の液状化が起こっていることが

共有されたことに触れました。

 

共有されたレポートの中に、

私たちが取りたい方向性として掲げられているポイントとして

 

子供や教育の行ける投資を

財政における最優先課題に

 

が掲げられています。スライドの転載とともに、

中身を確認出来ればと思います。

 

ふたつ目については、ソーシャル経済メディア

「News Picks」編集長佐々木紀彦氏が2017年にまとめた

「日本3.0 2020年の人生戦略」(発行:幻冬舎)の

一項にある教育の方向性を掲載して、若干補足をしつつ、

時代に合った人づくりの確認をします。

 

 みっつ目については、「思考は現実化する」で著名な成功哲学者の

第一人者ナポレオン・ヒルが1938年に作成し、

1970年に亡くなった後も含め72年もの間、

書籍化されてこなかったと言われる原稿を訳した

「悪魔を出し抜け!」(2013年発行:きこ書房)にある

「公教育が持つ弱点を克服するリスト」

を抜粋紹介します。

 

複数の視点を一つに乗せる理由は、犠牲者が誕生し、

量産されている原因は今の教育であるが、

犠牲者の価値を解放することが出来るのは

未来の教育だと見出しているからです。

 

ここまで、解き明かしたことにお付き合いいただいたことも

大変だったかもしれませんが、またお付き合いください。

(項目了、項目の続きは原稿区切り次第アップします)

未経験者が経験者に伍する3つのやり方

この項目は、未経験者が経験をしていないコトが理由で門前払いされる前提を

未経験者の実力を解き明かし、

未経験者に次の一手を編み出す力を肉付けすることで、

実力者が経験者に伍するプロセスを思案したものです。

(書きぶりとしては、前回投下した「未経験について」の続きとなります。

文脈が一部繋がらないと思った場合、遡ってご覧ください。

発行を検討している電子書籍の一部として執筆したものです。)

 

選考する側が、未経験者の実力を見極めるやり方

まず、未経験者が持つ実力を推し量るやり方として

既に用意されているテストを課することが挙げられます。

一般常識テストや、SPIが思い浮かびますが、

受験勉強の延長で解き方を知っているかいないか、

または処理スピードが速いか遅いかを確認することに留まります。

 

次に自らが準備したテストを課することも挙げられます。

確かに、良く準備されたものであれば実力を推し量ることが出来ます。

しかし、それはその方の実力の一面しか量れない可能性を持ちます。

 

実力とは、

 ・どこでも通用すること

 ・次の一手を編み出すこと

 ・他での経験から既に発揮されたもの

として捉えてみると、彼から一度聞いてみるしかありません。

 

「あなたの職務経歴を10分でプレゼンしてください」

とお題を投げかけ、彼が引き出した中身を見るのです。

 

この時間は10分、または15分程度で良いかと思いますが、

その後で、適切な補足をお互いにすることを勧めます。

プレゼンでは切り取って伝えている可能性があることから

気になるところは掘り下げ、肉付けすることで

その方の情報の切り取り方を確認することが出来るからです。

 

上手な方も居れば、下手な方も居るかもしれません。

about Youとしては、下手な方へのフォローをも考えるところですが

選考する側としては「加点評価」に留め、

良い傾向があれば取り上げることにします。

 

作法上は履歴書や職務経歴書が要るかもしれませんが

過去の羅列よりは肉付けされるはずです。

 

あなたが自らの職務経歴をプレゼンする側に立った場合、

過去を一度編集する必要が生じます。

私自身は、一度実際にお題を与えられて披露したことがあるので

自分なりにどうしたかという点はお伝えすることが出来ます。

しかし、相手によって何を伝えるかメッセージを変える必要があることから

私がその時どうしたかを書くことは、

ガイドではなくミスリードになる可能性もあります。

 

それでも、一つだけガイドらしいことを加えると、

 ・私を採用するメリット

 ・私を採用しないデメリット

をどこかで一枚書き込むことで、プレゼンらしくなると考えます。

 

そもそも一人ひとりが持つストーリーが違うはずなので、

あなたのものが素案レベルでもパワーポイントで送られてきたら

そこから、一緒に確認し考えるというやり方をお伝えします。

 

一人ひとりが「実力」をつけるやり方

次に、かなり広いテーマとなる項目に入ります。

 

切り出しが難しいところですが、ここでは未経験であることを

精通・熟練していない状態ではなく、他での経験が既にあるが、

故にその分野での経験をすることが出来なかったことと捉えています。

 

本当に未経験である場合は、

体験や情報をカラダに通過させるしかないので

それが出来る機会を獲得することが良いのですが、

 

ここでの問題提起は、

未経験者は経験者に劣るという前提の門前払いによって

新しい挑戦をしようと考えている方が

犠牲者となって増え続けていることにあります。

これは、「モデルなき社会」の中で

一人ひとりの力と手がソコに届かないという一場面です。

 

私は実力を身につける方法は

「提案を創ること」と絞ります。

前の項目で、実力のことを次の一手を編み出すこと」と指しましたが

次の一手」として挙げられる一つが「提案」です。

 

あなたが提案をするとき、あなたが既に何かを持っている、

あるいは手元にあるものを活用しようと持ち掛けることがあります。

しかし、それは用途が予め決まった上での

使い方を案内することに留まります。

 

その場合、提案という言葉を使うことは使いますが、

狭い意味の「御用聞き」に近い提案となります。

御用を聞くことが重要な仕事はたくさん存在し、

場面によっては有効ですが、実力が付くかは別となります。

 

では、どういった提案を試みるか。ここでは、

「変革すべきテーマを、

あなたならどう手に掛けるか」

とします。

 

「変革すべきテーマ」とは、多くの領域に横たわっています。

社会全体の中にあり、

業界を横たわる課題としてあり、

ひとつの業界に共通した課題があり、

組織全体を覆っているものがあり、

あらゆるシステムの中にあり、

部門・部署・職場とレベル問わずあり、

一人ひとりを取り巻く人間関係や、

あなた自身の心の中にもあります。

 

構造が単純なものもあれば、複雑な構造のものもあり、

難易度によって戸惑うものもありますが、

ここに、「あなたなら」という要素が入ります。

 

業務上行う提案の場合、自らに課せられた役割の話が登場するので、

必ずしも、100%自力で行うことが前提にならない場合もありますが、

「変革すべきテーマ」は、業務に絞るわけではないので、

自らが挑戦したい分野や領域に向かって挑戦することも許容します。

 

そこで、「あなたなら」という要素が出てくるのですが、

一人ひとりによって人生が違うので、

あるテーマについて関りが浅かったり

深かったり、自らに降りかかっているかのような焦りを感じたり、

その一方無関心だったりもします。

 

そうした違いがある中で、あなたがそのテーマを

何故「変革すべき」と考えるか切実に感じている理由や、

背景が必ずあるのではないかと見受けています。

 

それが、あなたが持つ「オリジナリティ」です。

他の誰にも真似が出来ないはずのものです。

便宜上言葉にしたり、まとめたりするときに

他の人が持つ情報を参考にし、借りることはあっても、

体験や経験があるからこそ、

あなたが取り掛かることにつながっているはずです。

 

あなたがあるテーマについて変革を考える時、

漠然でも明確でも、「変革後」をイメージしています。

 

しかし、未経験であるあなたが挑戦しようとするとき

変革が始まらないと「変革後」に何があるか分からないかもしれません。

小指の一本も掛からないところから変革を始めることもあるでしょう。

それでも「どう手を掛けるか」を見つける時、

あなたの実力は、一歩を踏み出したという点で磨かれるはずです。

 

あなたが、ある分野で未経験であっても、

自らの領域でこうした営みに携わったことがあれば、

about Youは、あなたの実力を翻訳し編集したいと思っています。

 

実力のある方も、今は未だ無いという方も
引き受けるやり方

ここまで、駆け足で未経験者は経験者に劣るという力関係を

未経験者は既に実力を備えるものであり、

経験者に伍し、凌駕するという力関係に転換することを考えてきました。

 

選考する側と選考される側、テーマの変革に挑戦するあなたに向けて

実力を見出し、引き出すことを意識して書き込みましたが、

ここまでは当事者への語りかけにしか過ぎません。

 

当事者だけに個別に語りかけようとしても、

お届けできる人と届かない人に分かれてしまうので

私は、about Youと名付けたメディアを通して

「プロセス」を興すことにします。

 

STEPは3つあります。

 STEP1. 未経験者が抱く「今の実力」を解き明かす。

 STEP2. 未経験者を「次の一手」が打てる実力者にするための
     出会いと学びの体系を提供する。

 STEP3. 未経験者が経験者に伍し、凌駕するために
     何が必要となるか情報を集め、
     「メニュー」を開発し提供する。

 

「あなたを社会に届ける出会いと学びの体系」Lessonsは、

このプロセスのSTEP2に含まれるアイデアとなります。

ただ、about Youは自己実現の気持ちを解放することに主眼を置くことから

ひたすらビジネス面を追求した体系ではなく、

一人ひとりとビジネスと社会を結びつける体系を前提にします。

 

このプロセスを簡略化すると、下図となります。

f:id:yogi-spice:20200422215518j:plain

未経験<経験者から、実力者>経験者への3STEP

STEP3のメニューは、メニューAからメニューZまで

何本あっても構わないと思っています。

 

思いつくものですが、セールス全般、セールスプロモーション

ブランディング、広報、インベストメント、

経理財務、経営企画、システム構築、ネットワーク構築、

ITコーディネーター、マネジメント、ファシリテーション

コンサルティングスキル、法務、M&A、人事・研修、

webコーディネート、エンターテイメント等のメニューを

Basic・Middle・Upperと難易度毎に10コマずつ準備したく思います。

 

仮にここまで装備出来れば、

選考する側には、彼が経験者にどこまで届いているか

目安を伝えることも可能です。

選考される側にも、順を追って武装できることを可能にできます。

メニューを複数用意出来ればできるほど、挑戦の選択肢が広がります。

メニューの提供を依頼する講師にも可能性を提案することが出来ます。

 

そして、自らの力と手が届かない歯がゆさを抱く方に、

門前払いではなく、挑戦と成長のプロセスを展開できます。

 

まだこの世に無いですが、このプロセスは

実力のある方も、今は未だ無いという方も

引き受けるやり方としてabout Youが興すことに挑むプロセスです。(項目了)

「未経験」について

コロナの影響で時間があっても筆は進まず(苦笑)

不定期に載せている執筆予定の原稿ですが、

項目の区切りまで書いてみたので載せてみます。

 

今回は、「未経験」であることについて書き込みました。

仕事やビジネスの寿命が短くなってきたこともありますが、

一つのことをずっとやり続けることは中々ありません。

 

場所を変えるかは選択次第ですが、私たちが挑戦したいとき

経験がある方に負けてしまいます。

応募したとき相手に届く情報は「自分の過去」しかすぎないので、

年齢が高くなればなるほど、

未経験の分野や領域に挑戦をしようとしても

相手から門前払いによって撥ねられる状況に晒されます。

 

ここに、別の見方を書いてみました。

続きはあるのですが、まとまったら連投することにします。

 

 門前払いされる未経験者

私たちが次の仕事に就こうと求人の案内を見る時、

「経験者歓迎」

「条件:この経験を1年以上していること」

という言葉をよく目にします。

 

募集する理由として、その経験をしている方が社内に居ないことから

経験者を集めようとしています。

 

あなたにその経験があれば、門前払いされることはありません。

あなたに経験が無ければ、条件に合わないとフルイにかけられるか、

応募の資格が無いと門前払いされます。

 

あなたが過去に実力を培い、発揮してきたとしても

門前払いされるのです。

 

世の中に多く居る「未経験者」が抱く歯がゆさがここにあります。

 

私は、「未経験者<経験者」という前提について

他のやり方が無いか見つめました。

 

私は自己実現を「挑戦と成長を通した価値の解放」と捉えなおしていますが、

未経験者が経験者に劣るという前提の下、多くの挑戦をしたい気持ちと

成長したい気持ちが、門前払いになっていることを案じています。

 

但し、未経験者が経験者に伍するには、時間や体験が必要です。

その多くはコストと考えられているので、採用・入社時において

コストを背負うこと無く人材を獲得したいビジネス上の前提があります。

 

「他のやり方」が無いか見つめても、

「他のやり方」を進んで開拓している組織はありません。

 

特に、人材紹介会社や派遣会社のビジネスモデルは、

「あっせん」に留まっていることから、

あなたがした経験を翻訳して提案することはありません。

 

私は、違う前提を興したいと考えます。

それは「実力者>経験者」です。

 

実力とは何か

実力とは、一言で言うと「どこでも通用する」ことを指しますが、

私は、通用するに留まらず、あらゆる局面で

次の一手を編み出せる」ことをイメージします。

 

キャリア上の自己啓発を啓蒙する書籍はいくつもあり、

身に着け伸ばすべき力としてリーダーシップや

プレゼンテーション等がリストアップされています。

確かに身に着けたいチカラではありますが、

ここでは、未経験者を「他での経験が既にある方」と捉えなおし、

あなたが掴んだ学びや、培ってきた体系を翻訳することを試みます。

 

「他での経験」とは、単に業務で得たものを指す他

人生の中で出会った人や本からの学びや、

失敗体験や成功体験から通して掴んだものも含みます。

 

未経験ではなく、既にあなたは経験をしているからです。

 

私が実力を量られたシーン

私が、「実力」というものを言い出したキッカケがあります。

ここからは自己開示となりますので、

あくまでも一つのお話としてご覧ください。

 

私は、2014年中派遣で勤務中、就職活動を並行していました。

某地方都市にある国立大学発の

ベンチャーコンサルティング会社に応募しました。

仕事内容には関心がありましたが、勤務場所が県をまたいだので、

仮に内定をもらっても転居が必要とは思いつつも、

選考について先方から連絡がありました。

 

「メールで送る課題を本日より1週間後に提出してください」

 

開封すると、提出を要するものが「7つ」ありました。

実際のものを掲載します。選考書類が2つと、提出課題が5つです。

選考書類はこのようなものでした。

 選考書類1:自己PRを1枚で自由に作成してください

 選考書類2:エクセルで回答する適性検査

 

自己PRを「自由に」というのが曲者ですし、

提出課題のボリュームと相まって

全体のボリュームに瞬間的に呆然としました。

選考課題は一部省略しますが、お伝えできる範囲で書き込みます。

 

<選考課題 全5Q>

Q1:国や県では、自然公園内の山小屋等のトイレの建設や

  維持に対して補助を行っています。

  しかし、山岳トイレ補助は、過去に国の事業仕分け等において

  廃止や縮小の判定となっており、

  それに対し、関係自治体や山岳関係者が

  反発をするなどの問題が起こっています。

  あなたは、山岳トイレに対する国庫補助を行うべきだと考えますか?

  助成を続けるべきか、続けるべきでないかを明確にし、

  その理由および根拠について述べなさい(A4 2枚以内)。

 

Q2:『地域包括ケアシステム』について、

  1,600文字以内であなたの考えを述べなさい

 

Q3:添付した「課題: Q3説明資料の作成」を読み、

  解答してください。(以下、添付資料抜粋)

  Sさん「来週、市長に「商品開発事業」を説明することになった。

  この事業をどんな目的で、何のためにやるのか、

  そしてどんな成果があるかを市長にしっかり説明する必要がある。

  市長への説明時間は短く、

  文字だけの説明資料では伝わりづらいように思うんだ。

  A4用紙1枚で、この事業をわかりやすく図解してくれないか?」

 

  「商品開発事業」の予算が取れるよう、

  N市産業振興課のSさんの説明資料を作成してください

  説明資料は、A4で1枚です。

  ※解答は面接時に5分でプレゼンテーションをしていただきます。

 

Q4:添付したケースメソッド「RC社 山田二郎氏の憂鬱」を読み

  以下の問いに答えなさい。

  ※解答は面接時に15分でプレゼンテーションをしていただきます。

  よって、パワーポイントによるプレゼン資料を作成し、提出して下さい。

  (ケースメソッドについては、20ページ程にわたる長文なので省略)

 

  あなたは、業務を依頼されたコンサルタントです。

  コンサルタントとしてRC社の課題を整理し、

  その課題を解決する方法を提案しなさい。

  また、その提案がほかに考えられる方法と比べて、

  最も優れている理由について説明すること

 

Q5:M市の人口構成を知るために、

  人口ピラミッド(5歳階級)」を作成してください。

  作成の際には、Microsoft excelを用い、

  必ず単一のグラフで表現してください。

  HPや書籍など何を参考にしてもかまいません。

  なお、問題を解いた手順と、参考にしたHP等も記載してください。

 

私は、添付されていたファイルを見た瞬間、

1週間で出来るのか?と思いました。

特に、Q4のケースメソッドは20ページにもわたったことから、

ページ数だけ見て、派遣での仕事をしながら

1週間後の提出は難しいと思いました。

 

とはいえ、徹夜も挟みながら何とか2つの選考書類と

5つの課題を仕上げ、締切日当日に提出してみました。

 

完成度が良いかも、通るかどうかなんて全く分かりませんでしたし、

内定しても転居は出来ないなと思いつつでしたが、

書類選考を通過したことで、長距離バスに乗って向かいました。

 

課題について順に説明をしましたが、Q4で選考者から

「15分の予定が、相手の都合で10分になった。10分だとどうしますか。」

と投げかけられ、15分で用意したものをどうやって…と思案しました。

30秒くらい考えた後、10分に縮めてプレゼンしてみました。

 

後日、1次選考通過の連絡があり、びっくりしましたが

2次選考もあると聞いて、実際にはそうは言いませんでしたが、

担当者に「まだあるんですか?」と電話した記憶があります。

 

提出課題は一つでした。

 ・市民参加による模擬ワークショップでのファシリテーション

この準備にかかる書類をつくり、当日は1時間15分を使って

ファシリテーションを行うこととありました。

 

これも一応実施要項が書かれていたので、

事前にプレゼンテーション書類を提出し

私なりに準備をして臨みました。

当日は、時間制限を意識して途中駆け足になりつつも、

何とか執り行った後、選考についての感想を聞かれたとき

「とにかく、実力を試されたと思っています。」と回答しました。

 

後日内定を頂いた時、当時同居していた祖母のこともあり、

川崎市からのリモート勤務が可能か打診をしましたが、

やはりどうしても転居を伴うことから、最終的に辞退いたしました。

 

やり取りの中で、選考課題が難しかったこともあり、

選考の人数と内定の人数を確認させていただきました。

選考は24名で内定は3名と回答を頂きました。

 

その後、祖母が1年後に自宅内で体調を崩しました。

同居していなければ、そのまま亡くなっていた可能性があったことから、

内定を辞退し転居をしなかったことが

結果的に家族の命を守ったこととなっています。

 

過去の活動についての自己開示はここまでとなります。

 

何故この話を書き込んだかというと

こういった実力を量る選考は極わずかであるからです。

 

 

「未経験者>経験者」から「実力者>経験者」へ

一人ひとりが持っている実力を量るには、

何かを使うか、通さないと量ることは出来ません。

会って話をするだけで判断出来たらよいですが、

多くは、「あなたは何をしてきましたか」という経歴に留まります。

 

誇れる経歴を持つ方も居ますが、

キャリアを持つ方ばかりではなく、

 ・これから社会にデビューしようという方

 ・新しい分野で自らの価値を磨いていきたいという方

 ・不完全燃焼にある自らに歯がゆさを抱いている方

 ・機会を逸し挽回の道が閉ざされているという方

 ・様々な領域に横たわる変革すべきテーマに挑戦をしたい方

に光を当てたいことから、

「あなたは何をしてきましたか」という過去の経験から

その方が適応できるか判断するやり方とは別のやり方を興します。

 

それが先ほど書き込んだ「実力者>経験者」というやり方です。

このやり方を興す場合、

 ①選考をする側に立ったやり方

 ②一人ひとりが実力をつけるやり方

 ③実力のある方も、今は未だ無いという方も引き受けるやり方

この3つを同時に考える必要が出てきます。

 

多くは、①選考する側に良い方法がありますよと囁くか、

②実力のないあなたが実力を身につけるために教えるかですが

私が主宰するメディアabout Youでは、

一人ひとりに備わっている価値を社会に届けることに挑むことから

③実力のあるなしに関わらず未経験にある方が挑戦できるように

やり方を編み出したいと考えています。(項目了)